第7回 有効なサイトコンテンツ（ページ）の増やし方

「サイトは更新した方が価値が上がります」「ブログを使えば自由にページを追加できます」ホームページ制作会社はこのように言ってサイトコンテンツ（ページ）を増やすことを薦めます。

実際にページを増やすことは検索エンジン対策の視点から見ても、見込み客対するアプローチをする視点でも非常に有効です。ではどのようなコンテンツを追加すれば効果的にしかも継続できるでしょうか？
商用サイトで有効な追加コンテンツは下記の３つです。

１． 事例・実績
２． 利用者・ユーザーの声
３． ＦＡＱ・よくある質問

事例、実績は良く見かけるコンテンツかと思います。サービスや商品説明からは伝わってこない利用者の層がこれにより読み取れます。また、何に強いか、実績としてどれだけあるかはサービス・商品説明の裏付けとなります。

利用者の声・ユーザーの声は閲覧者の視点を「自分」対「事業者」から「別の利用者」対「事業者」にすり替えます。自分と同じ悩みや問題点を抱えていた人がどのように変わったかを知らしめることにより、客観的な評価をしてもらうのです。そのため、内容は感想ではなく、「○○に困っていて、試しに使ってみた、結果□□だった」というように問題点と結論を一緒に掲載するより効果的です。

ＦＡＱ・よくある質問はサービス・商品説明では読み飛ばされてしまう内容の再提案場所です。実際の利用者から質問のみでなく、自分たちがアピールしたいのに、うまく伝えられない内容は必ずここで再度説明しましょう。このコーナーは量が多くても気にならないので、随時追加することも可能です。

３つのコンテンツの特徴は事業者が直接アピールしているのではなく、利用者、既存顧客を通して間接的にアピールしているところがポイントです。

ページが増えた場合にはさらにそのページへの入り口を追加することにより効果を上げられます。例えば「○○でお困りの方へ」というページで商品説明、利用者の声のピックアップ見出し、事例へのリンク、関連ＦＡＱへのリンクなどを追加すると１つのテーマから全ての関連情報へアクセスさせることも可能になります。

この記事はCMPジャパン発行の「月間Diet & Beauty 2007.05.15号」の連載記事　「今から取り組むWEBマーケティング」 に掲載されたものです。